連携講座(連携併任教員)

生圏資源環境学研究室

小林 浩幸(教授) Hiroyuki Kobayashi

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

雑草生態学、栽培学が専門です。農林水産省に入省後、最初に配属されたのは行政部局で、農業技術の開発や普及に関する制度や予算に関する仕事に携わりました。その後、研究に移って畑雑草の生態解明や耕種的防除技術の開発のほか、持続的農業技術の開発と評価、農村地域における水質保全に関する研究、原発事故対応研究など、どちらかと言えば課題解決型の研究に取り組んできました。現在は、生物多様性の動態や機能を明らかにし、それを社会に実装するための研究に関わっています。大学や研究機関で行われる基礎的・基盤的な研究を現場につなぎ、農業や農村の振興に役立てていくのが私の役割と考えています。

齊藤 修(准教授)Osamu Saito

国連大学サステイナビリティ高等研究所

もともとは日本の里山のコナラ二次林の植生変化の実態とその要因について,環境を人および人の生活する社会との関連のもとでシステムとして捉える環境システム研究のアプローチから解析してきました。近年は,生態系サービス評価の理論枠組みを踏まえ,日本の里山だけでなく,アジア太平洋の農村地域の生態系サービスを対象として,社会経済変化と気候・生態系変動による影響評価,有効な生態系管理や適応策の提示,その社会実装に重点をおいた研究に取り組んでいます。

深澤 圭太(准教授)Keita Fukasawa

国立研究開発法人 国立環境研究所

生物・生態系の挙動をさまざまな時空間スケールで理解することを目的に、そのための測定手法や統計モデルを開発することを主な研究テーマとしています。これまで、外来生物の分布拡大予測と防除効果の評価、歴史的人間活動と野生動物の分布の関係、鳥類の分布変化の予測、不均一環境における哺乳類の行動モデリング、人口減少が生物多様性に与える影響の解明と予測などを扱ってきました。野外での観測値と無理なく関連付けるための統計学と生態学が歯車のようにかみ合うことで、生態系や生物多様性の保全・管理の意思決定につながるエビデンスを社会に提供することができるはずです。また、こうした研究を進める上で重要な市民主導の長期的なモニタリングデータを介して、地域社会と研究者の連携にも積極的に取り組んでいます。

内山 憲太郎(准教授)Kentaro Uchiyama

国立開発研究法人 森林総合研究所

森林生態系の持続的な利用と保全を目指し、気候変動や人間活動が生物相や種の遺伝的多様性に及ぼす影響などについて研究を行ってきました。生物のDNAにはその生物種が経てきた様々な歴史が刻まれています。これらを紐解くことで、種の進化や分布変遷の履歴、自然選択の様子などが明らかになってきています。現在は森林樹木種のゲノムワイドなDNA情報の解析を通して、樹木種の環境適応のメカニズムの解明や、管理単位の設定などについての研究に取り組んでいます。